NASA HWOによる天文学の将来検討研究会

HWO GA 2026

2026年12月7日(月)– 9日(水)|熱海ニューフジヤホテル

Credit: NASA's Goddard Space Flight Center Conceptual Image Lab

開催概要

2040年代の天文学を見据え、Habitable Worlds Observatory(HWO)によって実現できる新しいサイエンスと、それを支える観測性能について幅広く議論する研究会です。

基本情報

日時2026年12月7日(月)– 9日(水) 場所熱海ニューフジヤホテル
静岡県熱海市銀座町1-16
形式現地開催 申込締切2026年10月30日(金)

開催趣旨

NASAでは、James Webb Space Telescope(JWST)に続く次世代の超大型宇宙望遠鏡として、Habitable Worlds Observatory(HWO)の検討が進められています。HWOは口径6–8 m級の宇宙望遠鏡で、紫外線から近赤外線(約0.1–2 μm)をカバーし、2040年代の打ち上げが計画されています。Hubble Space Telescope(HST)の後継となる基幹的な宇宙天文台として、計画名に関連する系外惑星・生命探査だけでなく、恒星、銀河、ブラックホール、宇宙論までを含む幅広い天文学研究を推進することが期待されています。

現在は、撮像、多天体分光、面分光などの観測装置の検討が進められています(詳しくはHWO仕様資料をご参照ください)。現時点で日本から提供する装置として、系外惑星観測に向けた近赤外線コロナグラフと、宇宙物理・太陽系科学観測に向けた紫外線分光装置の検討が進められています。紫外線分光装置の技術開発・科学検討を進めつつ、可視光・近赤外線観測の重要性を示すことで長波長側の機能がさらに強化される可能性もあり、現在も装置仕様の検討が続けられています。

日本では、HSTおよびJWSTへの本格的な参画機会を得られなかった経験も踏まえ、HWOの計画初期段階から装置開発と科学検討の両面で国際的に貢献することを目指し、日本グループHWO-Jが活動を進めています。また、本計画は光赤天連や国立天文台ロードマップでも将来の重要課題の一つとして位置付けられています。

現在、HWOでは科学目標の検討と並行して、それを実現するための観測技術開発・装置仕様の策定が進められており、2029年頃までに主要な仕様が決まっていく流れになっています。一方、日本では惑星科学分野での検討が進みつつあり、天文学分野から装置仕様へ反映すべき科学的要求については、今後さらに議論を深めていくことが期待されています。

本研究会では、2040年代の天文学を見据え、HWOによって実現できる新しいサイエンスや、それを支える観測性能について幅広く議論します。銀河、恒星、ブラックホール、宇宙論など多様な分野の研究者が集まり、日本から発信すべきサイエンスケースや装置への要求について議論を深めるとともに、2040年代に第一線で活躍する若手研究者・大学院生が主体的に将来構想を議論し、経験豊富な研究者とともに世代を超えた意見交換を行う場としたいと考えています。

通常の研究会より講演時間を短めに設定し、参加者同士の議論やグループディスカッションに多くの時間を充てる予定です。完成された研究成果だけでなく、将来研究につながる萌芽的なアイデアも含めた自由な議論を通して、2040年代の天文学を切り拓く新たな研究課題や国際協力の方向性を探ります。HWOに関心をお持ちの方はもちろん、将来の天文学の発展に関心をお持ちの幅広い研究者・学生の皆様のご参加をお待ちしています。

本研究会の目標

  • HWOで行うべき主要なサイエンス案(素案)を作成
  • 主要なサイエンスを行うにあたって、計画中のHWO装置で不足する波長・視野・観測モードを特定
  • 特に、日本担当UV-IFSの可視・近赤外への波長拡張の可能性を検討し、サイエンス要求を定義

計画中の装置については、HWO仕様資料をご参照ください。

なお、本研究会で全てを決定・確定するものではありません。今後1〜2年かけて議論を重ね、段階的に確定していくことを想定しています。

講演内容

サイエンス分野

HWOで行うべき研究のアイデア(複数可)を、5枚以内のスライドにまとめて短く発表していただきます。各研究について、以下の5項目を含めてください。

  1. 研究背景
  2. 科学目標(分野外の研究者でも研究の意義が分かる説明にしてください)
  3. 必要な観測
  4. 実現性(簡単なfeasibilityチェック)
  5. 必要な装置と要求するスペックのまとめ

装置分野

以下の2項目について、5枚以内のスライドにまとめて短く発表していただきます。

  1. 現在、自身が行っている装置開発の紹介
  2. HWOの装置開発で期待すること(分野外の研究者でも重要性が分かる説明にしてください)

スライドの提出(両分野共通)

以上をまとめたスライドを、発表日前日までにこちらにアップロードしてください。

発表資料のバックアップは各自で必ず作成してください。

参加申込

参加をご希望の方は、以下のGoogleフォームからお申し込みください。

参加申込締切:2026年10月30日(金)

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プログラム(案)

※ プログラムは変更になる可能性があります。

12月7日(月)

13:00–はじめに
13:10–HWOと装置の概要
13:30–各分野1名x12分野による発表+質疑(各10分)12名
14:30–coffee break
14:45–発表+質疑(各10分)
15:45–coffee break
16:00–17:30分野ごとのグループワーク(アイディア共有のパラレルセッション30分+議論1時間) → 各分野サイエンス・装置要求案(第一草稿)作成

12月8日(火)

09:00–12:20発表+質疑(各10分)18名
12:20–lunch break
14:00–各分野の第一草案を発表し、議論、フィードバック(各10分)x12分野
15:00–coffee break
15:15–続き
16:15–coffee break
16:30–18:00分野ごとのグループワーク→装置要求案(第二草稿)作成

12月9日(水)

09:00–12:20発表+質疑(各10分)18名
12:20–lunch break
14:00–分野ごとのグループワーク→各分野サイエンス・装置要求案(第三草稿)作成
14:30–coffee break / 世話人によるグループワーク(サイエンス候補の選択)
15:30–各分野の第三草稿の発表と議論、フィードバック(各10分)x12分野 及び 主要サイエンスの議論(HWO-J general astronomyの主要サイエンス案作成)
18:00–解散

12月20日(金)までに各分野世話人から、サイエンス・装置要求案の最終稿を提出してください。

招待参加者(敬称略)

決まり次第掲載します。

世話人(敬称略)

共同議長

  • 大内正己(国立天文台/東京大学)
  • 亀田真吾(立教大学)
  • 住 貴宏(大阪大学)
  • 山田 亨(宇宙科学研究所)

分野代表

  • 恒星:守屋 尭(国立天文台)
  • 星間物質:大屋瑶子(京都大学)
  • 銀河考古学:石垣美歩(国立天文台)
  • 銀河形成:森下貴弘(東北大学)、播金優一(東京大学→京都大学)
  • AGN/LRD:川口俊宏(富山大学)、尾上匡房(早稲田大学)
  • 位置天文学:林 航平(仙台高専)
  • 時間軸天文学:冨永 望(国立天文台)
  • マルチメッセンジャー天文学:田中雅臣(東北大学)
  • 高エネルギー天体(X線):野田博文(東北大学)、江副祐一郎(東京都立大学)
  • 宇宙論:宮武広直(名古屋大学)
  • 理論:稲吉恒平(北京大学)、矢島秀伸(筑波大学)
  • 装置開発:東谷千比呂(国立天文台)、村上 豪(宇宙科学研究所)

会場

熱海ニューフジヤホテル

〒413-0013
静岡県熱海市銀座町1-16

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