2013年3月4日~8日にかけて、宇宙線研究所において学部3年生を対象としたスプリングスクールが開催されました。観測的宇宙論のプロジェクト研究では、ハッブル宇宙望遠鏡の深宇宙探査プロジェクトで取得された世界最高感度の近赤外線撮像データを用い、赤方偏移7を越える銀河を同定しました。これらの銀河をもとに、赤方偏移7を越える銀河のサイズ進化を明らかにしました。その結果、初期宇宙における銀河と暗黒物質塊のサイズ進化の関係について、現在提唱されている2つのモデルを棄却し、これまで知られていなかった銀河と暗黒物質塊のサイズ比の進化の知見を得ることに成功しました。